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日本一の埴輪王国ぐんまを探検する1形 埴輪とは、古墳の上や周囲に並べられた素焼きの焼き物のことをいう。埴輪の「埴」は粘土、「輪」は輪のように粘土の紐を積み上げて作られているという説と、古墳のまわりに上から見ると車輪のように並べられたからという説がある。 古墳時代より前の縄文時代にも土偶という焼き物が作られ、よく埴輪と間違われることがあるが、土偶とは出土する場所も作られた目的も異なる。 埴輪は、王の眠る古墳という聖域を守ったり、自慢の馬や武具を並べて権威を示したり、生前行った儀式の様子を表したりするために作られたとされている。ひも埴輪の紹介動画はこちら▶【群馬県立歴史博物館「国宝展示室」】埴 輪時 代古墳時代出土場所古墳円筒形、人、動物、家など古墳という聖域を守ったり、被葬者の権威を示したりするため目 的いわとやまどっちも土の焼き物だけど、どう違うのかなぁ。縄文時代集落など基本的に女性(妊娠の姿も)安産や豊穣などを祈るため第2章 日本一の埴輪王国ぐんまを探検する15第2章動画【埴輪と土偶の違い】土 偶埴輪とは?何のために作られた?埴輪人面付円筒埴輪(前橋市、中二子古墳)土偶ハート形土偶(東吾妻町)埴輪とは

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