HTML5 Webook
34/77

6世紀4世紀Pointしんとうたてあなはっくつゆう すいうず まい ぶつちょうこくみみ かざ埴輪とは時代が全然違うんだね。第4章 群馬の代表的な史跡 〜 繁栄した東国文化 〜MAP榛東村耳飾り館MAPP.64 A-2かっしゃほどこちあみがいど旧石器時代縄文時代弥生時代【 出土品(耳飾り・中央下は土偶頭部) 】古墳時代5世紀【 土製耳飾りをつけた様子(復元) 】飛鳥時代7世紀奈良時代所在地北群馬郡榛東村長岡P.64 A-3関連施設 土偶とは土で作った人形のことじゃ。ほれ、顔がハートの形をしておるじゃろ。この土偶は、今から3,500年前(縄文時代後期)のもので、高さ30.5cmじゃ。1944年(昭和19年)に、東吾妻町の郷原駅近くで道路工事中に発見されたんじゃ。戦後に発表されると、美術界に一大センセーションを巻き起こし、日本を代表する原始美術の傑作と評価されるようになったんじゃ。もちろん、縄文人の心や文化を探るための、考古学的にたいへん貴重な資料でもあるぞ。 特徴的なハート形の顔は、仮面をかぶった姿とも、顔の主要部分だけを強調したものとも考えられておる。かや の   い  せき 榛東村長岡にある、今から3,500〜2,300年前(縄文時代後期〜晩期)の大きな集落の遺跡。発掘調査によって、竪穴住居や石組みの墓、湧水を利用した作業場などが見つかった。保存状態がよく、当時の生活がよくわかる。土器や石器のほか、特に注目されたのは577点もの土製の耳飾り。また、白い石に渦巻き模様を彫刻した岩版など、まつり関係の遺物もたくさん出土した。【国】ごう ばらけっさく31マメ耳飾り この透かし彫りの施された土製耳飾りは、桐生市の千網谷戸遺跡などからも同様のデザインのものが出土している。滑車のような形のものが多く、耳たぶに穴をあけてはめ込む。小さいものから、最大は直径10cmにもなる。模様もさまざまで、赤や黒の色をつけたものもある。動画【 ハート形土偶 】の巻茅野遺跡03

元のページ  ../index.html#34

このブックを見る